愛車のポテンシャルを解き放つ大人の遊び場「KWCE」

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 「関東でもやって欲しい」
 2016年の『KW Circuit Experience(以下「KWCE」)』後に、こんな嬉しいを声をいただいた。今思えばこの段階で今年の“東西2箇所”開催は決まったのかもしれない。
 というのも同イベントは2016年に幕を上げたばかり。まずは、西日本でこのイベントを確立してから東へ進出するものと考えていた筆者には驚きだった。が、同時にワクワク感でいっぱいになった。絶対に成功させてやろうと。

 ところでKWCEってなんぞや?という方のためにイベント内容を説明しておこう。(運営上、東と西で若干内容が違うがご容赦いただきたい)
 KWCEとは、KWユーザーが対象のサーキット走行会で、15~20分×3本を自身の愛車で走行いただく。順位を競うタイプではなく、あくまで自分のペースで走っていただくビギナー大歓迎の走行会だ。
さらに、プロによる同乗走行、KW本社のレースエンジニアから減衰調整のアドバイス、そしてKW製品のプレゼンなど、盛りだくさんの企画がある。これらを通して、ストリートシーンだけでは中々感じきることのできないKWサスペンションのポテンシャルや足回りの奥深さを存分に体感いただきたいという想いがそのままイベントコンセプトになっている。

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 さて、続々と集まる車両を見渡すと、流石に目を引くクルマがズラリと並ぶ。袖ヶ浦ではBMW Mシリーズ、セントラルではVWゴルフGTIが比較的多のかなという印象。中にはダッチやウラカン、レクサス IS F CCS-Rなどあまりお目にかかれない車両も参加されていた。
 装着されているサスペンションは、ストリートコンフォートやバージョン1などのストリートユースからクラブスポーツ3wayなどサーキットスペックまで多種多様。全体的にはKW社のフラッグシップモデルでもあるバージョン3を装着されている車両が多い。

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 参加者がテーマにするポイントは様々で、サーキット初体験の方はスピードを楽しみ、ライトユーザーは減衰調整で変わる走りを比較、そしてヘビーユーザーはより細かいセッティングを試す場として活用されていたようだ。
 参加者の表情を伺うと、1本目こそ緊張が色濃く見えたが2本目3本目と回を重ねるごとリラックスした表情に変わっていくように感じらる。これは昨年も感じたことだが、やはり好きな方は慣れるのも早い。とにかく初心者から中上級者まで、楽しそうに愛車のポテンシャルを解放されている。対向車が無く日常では味わえない領域にまで踏むことのできる環境は格好の“大人の遊び場”なのだ。

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 この大人の遊び場で、前回同様に好評をいただいたのがHOT LAP。これはレーシングドライバーが運転するクルマの助手席に同乗して、プロの技を体感いただこうというスペシャル企画だ。
 ゲストドライバーには、ル・マンやニュルでクラス優勝も成し遂げているレーシングドライバー飯田章選手と、スーパーGTでも活躍する若手の注目株平峰一貴選手にご協力いただいた。
 HOT LAP車両には、ヨコハマのアドバンレーシングRS-DFプログレッシブとアドバンネオバAD08Rで足元を固めたBMW M2、そしてアドバンレーシングGTとアドバンスポーツV105を装着したポルシェケイマンGT4をご用意。ともにKWクラブスポーツ3wayを装着したサーキット仕様のクルマだ。(平峰選手とケイマンGT4はWESTのみ)
 異次元を体感したユーザーからは、そのテクニックに「考えられない進入スピード」「凄過ぎて参考にならなかった(笑)」など一様に驚嘆や喜びのコメントをいただけた。(う~筆者も乗りたい!!)

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 そしてもうひとつの目玉企画、レースエンジニアにしてKW車高調の要的存在であるルッツ氏からの減衰アドバイス。これは通訳を介し、ユーザーの質問や要求に同氏と弊社メカニックがその場で対応する、というこれまたスペシャルな企画。
 いわば世界一KW車高調に詳しい人物から、自身のクルマに合った減衰値をアドバイスしてもらえるのだ。
 アドバイスを受けたユーザーからは、「今まで自分が考えていたセッティングとは全然違う!目からウロコだ。」「期待通りのフィーリングになった!」などの感想をいただけた。1~3本目のインターバルごとにアドバイスを求め減衰力を変更しその違いを試す強者もいたと聞く。中にはベストを7秒近くも更新した、というユーザーもいるくらいだ。
 今回質問できなかった方は、ぜひ次の機会を活用いただきたい。

 さて、駆け足でイベントを振り返ったが、終了後頂戴するお声は「参加して良かった」「さらにアシ回りに興味が湧いた」「自分の車高調がすごくいいモノだと認識した」などポジティブなものばかり。本当に胸が一杯になる。
 もちろん温かい言葉に胡坐をかかず反省点は改善し、参加者にとっても運営側にとっても特別なイベントへと成長していければと切に願う。
 最後に参加者の皆様、ご協力いただいたすべての皆様に御礼を申し上げます。

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